今日は結構面白くて一気読みしてしまった漫画「少年時代」についてお送りします。
あの井上陽水さんの「少年時代」も同名の映画の主題歌だったんですね〜
藤子不二雄Aが送る青春友情ドラマ
実は1978年くらいに発売されていたのをキンドルで再発売してたのを気になって購入してみました。
あらすじは太平洋戦争末期富山の山奥に疎開してきた小学5年生の進一が地元のリーダータケシとの友情を深めていく話です。
というとただの友情ストーリーに聞こえるかもしれませんが、お話のほぼ7割くらいが喧嘩してます。
タケシは頭の回転が早く、周りの子供を従え大人に取り入るのも上手ですが、力でまわりを押さえつけるあまり敵も多く作ってしまいます。
みどころは、タケシの多面性
タケシはカリスマ性も強く、ビジネスをやってたらワンマン社長で味方に厳しすぎて、最後にはまわりに裏切られるタイプです。
特にものすごくいい奴というわけではないんですが、進一に対しては非常に優しかったり、たまに冷たかったりして、何を考えているのかよくわからないところがあります。
進一の疎開先での保護者庵寿さんが進一が遅くまで帰って出かけて来ないから不安だと伝えると、進一が見つかるまで村中を走り回って探し出します。
また、進一が庵寿さんのお使いで街まで行ったときに他校の生徒に絡まれた時は、さっそうと現れて進一を守るために戦いました。(進一はバスで移動しています。)
ストーカーかな?
こんなに進一の事を思っているかと思いきや、進一が上手に朗読したり、女の子のミナコさんと仲よさそうに歩いていると、ハブったり、仲間に指示をだして進一をボコボコにします。
偏執的ですね。
こういう人っているよね。
こういう人って意外といる気がします。
能力もあるし、カリスマ性もあるんだけど、まわりに配慮できなかったり、ルールを守らないこともある。
ぼくの前の職場にもいたんですが、ものすごく厳しかったり、突然ものすごい優しくなったりして何を考えているかわからなかったです。
頼りになることもあるんだけど、何をすればどういう反応をするかわからないから常に緊張があるというか。
結果的にまわりはいろいろふり回されていました。
職場の半分以上の人が嫌っていた気もします。約束破ったりとかもしてたし。
ぼくはわりとこういう人のことをよく聞いちゃうタイプなんですが、それがよかったのかよくなかったのかいまだにわかっていないです。
ぼくは自分があまりないのかもしれない
結構いろんな人にあわせられちゃうんで、特にこういう強圧的な人と対する時はむりやり相手のことを好きになろうとする傾向があります。
自分がない=柔軟性があるってことで、そのおかげで成長できたこともあったんで、一概になにが悪いとかっていうことは言えないんですが。
逆に強圧的でない人はみくびったりするんで、そこは本当によくないなあと思ってます。
頭ではわかっていても、動物的な恐怖心みたいなものをあんまり拭えてない感じがします。簡単じゃないですね。
話がずれましたね。
ぼくがいいたいことは、ぼくはこういう人の事をよく覚えているってことです。
こういう人がいい人だとか、ずっと長く一緒にいたいかっていうとよくわからないんですが、
良くも悪くも強い影響を与えられたなと思ってます。
ぼくにとって多面性があって、振れ幅が大きい人は、よくわからないから魅力的にうつるのかもしれません。
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